投稿者
zyuge
日付:
外灯も無い闇の中。 弱々しい光が微かな希望のように灯っている。 闇を割く一筋のヘッドライト。 車は灯から少し遠い位置に止まった。 昔ながらの日本家屋が薄っすら浮かび上がる。 止まるや否や、運転席側の後部座席が開いた。 背中がやや弓なりになった小柄な男性が下りて来る。 助手席からは山のような上半身をした男が慌てて下りた。
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