屋根上の白

これは実体験から夢想した物語。

ある暑い日、俺は焼きそばを作っていた。

外から聞こえる赤子のような声、

近くから聞こえる。

台所の窓を何気なくザっと開けたら、小さな小さな真っ白い子猫がいた。

子猫は赤子のような声で「みゃーみゃー」と鳴いている。



今でも忘れられない光景だ。

子猫はお腹が空いていたのか焼きそばの匂いにつられたんだろう。

あまりの可愛さに招きいれたくなったが、葛藤末に諦める。

責任持って飼えないのなら、焼きそばもなしだ。

諦めて窓をしめた。

泣き声を延々と続く。

泣き声が途絶えると、心配になって窓を開けてみたが、子猫はいた。

そんなことを数回繰り返しているうちに子猫は消えた。



今でもあの子はあの後どうしたのだろうと気になっている。

それを小説にした。





小説はまさにその実体験シーンから猫の目線で書かれる。

そしてその後どうなったかが書かれている。

子猫は通りかかった近所のOLに拾われ一夜の宿を得る。

��実際俺と猫とのやりとりを見ている女性がいたことからヒントを得た)



子猫は数日ご厄介になるが、結局宿をおんだされる。

猫を通して、次から次へと展開される人間模様が描き出される。



これもロゴを書いてもらった。気に入っている。

猫はしゃべらず延々と描写と、主人たちの会話が続く。

非常にシュールで好きなのだが、

冒頭のシーンとOLに拾われその後ゴタゴタがあるシーンまで書いてやめた。



猫派ではないからか、モチベーションが保てない。

また、淡々としているので書くほうも辛いのが要因。

より、人間を浮かせるために猫語を使わないのは正解だったが、その分シーンを描き出すのには技量と忍耐がいる。いつか挑戦したい。

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